肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

ARGYLLE/アーガイルの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.8
某「スーパーだった男」が俺、ガイルな髪型で自作スパイ小説から抜け出して澄まし顔で活躍してくれるかと思えば冴えないおっさん!?の理想と現実
か・ら・の!単純な巻き込まれ系を大きく逸脱する二転三転もする、昨今の男女逆転やらジェンダーマウントを程よく裏切る『キングスマン』イズム・ド・派手愉快アクション!!

"1シーン、同人物2役アクション"(なんのこっちゃだがw)という新感覚、"ダブり(カット切り替え)キレアクション"が思わ快感を呼ぶ贅沢仕様!(あと1シーンは欲しかった…)

ノンノン♪そのままヘンリー・カヴィル&ジョン・シナのスパイ映画が見たかったとか言っちゃダメよ😘

でも貴方が愛猫家ならこの主人公(ブライス・ダラス・ハワード)の愛猫家失格のなってなさに低評価連打したくなるの必至かもね?
でも安心しなよ、リアル猫には虐待的行動は一切とってないんだからさっ😉(て、インド映画お得意の注釈はなかったけどね…)

でも実猫共演「アルフィー」ちゃんはマシュー・ヴォーン監督実の娘さんの愛猫がタレント猫デビューってんだから、とんだ七ヒカ…低予s…素敵サプライズですよね!(笑)(事故があったとしても無問題よ!〈CG〉)

アクション&スパイ映画好きには不満を持つ人がいるかも知れないですが(『コードネームUNKOLE』あるからね)、非常に"キャストの妙"が効いている"「スパイ映画」の枠に嵌まらない"トリプルアクセル的捻りを効かせた"コメディに大加重"アクションとなっておりますw

まあその加重ですが、主演のブライス・ダラス・ハワードさんが作を重ねる毎に増量してきてない…?という訝しみが、今作のメリハリとして効いているし、変な邪念が入る隙間がないほどのボリュームで、
"純粋な無能力文筆家の巻き込まれ怒涛大冒険アクション!"
という最近では、『ザ・ロストシティ』で見たばかりの"ありがちなアクション映画"という導入が逆に良かった部分がありますよね。
そこからほとんどの人が予想する"枠外を超えていく(良く悪くも)"斜め上をひた走るストーリー進行が、(やり過ぎ…)と引く部分もありつつも飽きの入る隙間がなかった「アクション・コメディ・エンタメ」がほど良く合致した"トップクラス"の映画となると思います。
これが、Netflixで数個は思い起こせる"コメディ系俳優主演巻き込まれアクション"だと見てるストレスが肥大してきてこうはならかった!と強く思える作品です。
『キングスマン』流といったように、バカらしいほどにやり過ぎではあるけど、そのバカらしさも臨界点を超えるとアハアハ状態(危険)というか"いいじゃないと思わせる「センス」"がアクションの数々に漲っていたから、アクションというより「アートダンス(演出)」を見てる気にさせるんですよねw
作中実写化のカーチェイス…は抜きに(お美しいデュア・リパさんに救いを)、"列車アクション"の掴みが非常によろしいから安心して観れたのもある!

自小説の"劇中(作)劇"も同時進行して、ムチムチマッスルな(ヘンリー・カヴィルさん細マッチョを優に超えた真っ直ぐ立てないマッチョさがシュールw)男✖男コンビが、実際に作者が巻き込まれるコンビは女✖男なのもきちんと理由があり、ひねりを効かせてるのもグッド!
作中ダンスでは悪女と行われるファビュラスな光景だったけども、この「リフト」という片方を顔k…股広げを肩に乗せて回るという演目の使い方が秀逸。
相方が違っても、「予言書」となる小説なら踊った(踊る)機会があるのでは?という予感も"ジェンダーという立場"を考えさせる"アイテム"として用いてるのが、ブッ飛びコメディ要素で忘れてしまいがちながら"小粋"なんですよね。
まあ、サム・ロックウェルが下支えなら、ブライス・ダラス・ハワードが重過ぎて膝崩して腰をやってリタイアしたり、バランス崩して顔騎状態なったりなど"ムフフ❥ユーモア"があったりしても良かったんじゃないかと!w

まあ、いくらブッ飛んでいるっても、エリーが実は著作小説の「アーガイル」のことヘンリー・カヴィルが死んだ兄弟や恋人、はたまた整形&性転換した"自分自身だった!?!?"なんて、そんな色々諦めてるオチなんて待ってないから、安心して!ね?😉

これもいかにも"韓国映画映え"しそうな話と思ってみてましたけど(『魔女』シリーズがありますからね)、韓国になるとエリーにハマる女優や特殊メイクでパンパンにしたような"ギャグコメ全開"のスタイリッシュさの欠ける馬鹿らしい映画になりそうな気がしたので思考を封印しましたよ(笑)