コーディー

ARGYLLE/アーガイルのコーディーのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.5
ベストセラー作家のスパイ小説が現実を予見しちゃって虚構さながらな陰謀に巻き込まれていく…
嘘みたいな現実に胡散臭いスパイ、反転を繰り返す展開など、虚実の境界どころか全てが作り物に見える緩さはあるけどw軽快痛快な捻りとアクションの連続はおバカでお洒落で割と楽しめた!

と、悪くはないんやけどさすがに畳み掛け過ぎで緊張感はないし、ギミックへの関心は引けても物語への興味はあまり持続しない。
なのでもう少し段階を踏んで虚構と現実の境界を埋めた方がより快感に繋がった気はする…
まあその辺りのドラマを端折って派手なアクションで魅せていくのもマシュー監督らしくて嫌いじゃないけどね。

終盤の遊び心満載なバトルシーンとかも大好きやけど、グロとは言わんまでも『キック◦アス』や『キングスマン』に匹敵するハードなアクションを観たかったってのが正直のとこ。
まあハワードやロックウェルの緩く可愛い魅力に寄せたスパイ映画としては楽しめたけど、個人的にはもっと刺激が欲しかった。

ま、いちいちキマッてるカヴィルや猫ちゃんも可愛かったから良いけどw