田中太郎

ARGYLLE/アーガイルの田中太郎のレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.4
初めて「キングスマン」を高校生の頃見た時かなり衝撃を受け、アクション映画にドップリハマらせてくれるきっかけをくれたマシューヴォーン監督最新作。

正直製作が決定した時点で期待値MAXだったが、マジで余裕で超えて来た。面白すぎて涙ぐんでしまうレベルの作品だった。

人気スパイ小説「アーガイル」の作者が本当にスパイのいざこざに巻き込まれてしまう作品。

マシューヴォーン監督はアクション映画において謎の"説得力"がある。
キングスマンやキックアスでもそうだったが、非現実的な事が起きているのにも関わらず「面白いしかっこいいからいいよね」と変に腑に落ちてしまう。

これには作品のトーンやテンポも関係していると思うが、腑に落ちてしまうほど、アクションシーンの撮り方が素晴らし過ぎる。
(戦争を時代背景とした少し暗めのトーンである「キングスマン ファーストエージェント」は全体的に生真面目な感じが少しして個人的には肩透かしだった)

今作もまさにその類。
例に漏れずアクションシーンがしばらく脳裏から離れない程かっこよく、
またとあるサプライズもあって個人的には大満足だった。

少し小言を言うとしたら気持ち長い気もした。がまぁアルフィーの可愛さに考える事をやめてしまった(笑)

間違いなく映画館で見た方が良い作品だし、2024年Bestに食い込む作品だった。機会があればもう一度…いや何度も見たい。
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[この映画のBest俳優]
ブライス・ダラス・ハワード
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎