マシュー・ボーン監督のスパイアクションという事で期待大で見に行きましたが期待を上回るほどではなく、程よい湯加減の作品でした。
小説家が著作の内容で事件に巻き込まれるという近年の「ザ・ロストシティ」やそのパロディ元である「ロマンシングストーン」みたいな話かと思っていたら「ロングキスグッドナイト」のパロディだった。
変化球的に話が進んでいきますが過去作のオマージュ的、パロディ的な作風のためストーリー自体に驚きはあまりなく大体予想通りには話が進んで行くかとは思います。
豪華出演陣です。
この豪華な出演陣の掛け合いを見ているだけで楽しくはあります。
ただ大きな問題は主役陣よりも劇中劇であるアーガイル組のヘンリー・カヴィルとジョン・シナのバディが超魅力的でそちらの方が見たくなってしまう事でしょうか。
どんな変な髪型でも男前になるヘンリー・カヴィルが凄すぎます。
今作は非常に複雑な事情がある作品の様で
ポストクレジットで匂わされたように「キングスマン」とクロスオーバーする予定らしいです。
さらに劇中作である「アーガイル」という小説が現実にエリー・コンウェイ著という事で出版されており、ラストの映画化決定というのは、この「アーガイル」という小説の映画化のことらしいです。
つまりマシュー・ボーンは「キングスマン」の続編、今作「アーガイル」の続編、ヘンリー・カヴィル主演の「アーガイル」を製作し、3本をクロスオーバーしてマシュー・ボーン・スパイ・ユニバース、MSUとでもいうような展開を予定しているとかなんとか……
MCUというよりシャマランのヒーローユニバースみたいなのやりたいんでしょうかね。
あ、あと予告編が全然ダメだったのを思い出しました。
あのネコちゃんが大ジャンプみたいなシーンを予告で観て、これがマシュー・ボーン作品では無かったら絶対観に行かないという気持ちになりました。