せっ

ARGYLLE/アーガイルのせっのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.0

アクションを戦闘というよりダンスとして見せて、アクションシーンが1番笑えるコメディスタイルはキングスマンから変わらないけど、今作は群を抜いてハチャメチャ。キングスマンでやってみたかったけどボツになった案を今回試してみたのかなって感じだった。

ただ、「アーガイル」の話の中の人達がいかにもスパイアクション映画の大作!みたいな見た目とキャラで、現実世界の方が見劣りして見えて下がっちゃうのは、こちらのルッキズムを試されているかのようで冷や冷やした。アカデミー賞で脚色賞とった「アメリカン・フィクション」と通ずるとこあるよ。

とはいえ、さすがにデュア・リパが来てる衣装と同じ服を後に主人公に着せるの悪意あるし、その体重の重さで急にスケートで回転なんかしたら着地で足やられるって!って思ってしまった。太ってるのが悪いのではなく、体型を活かしたアクションがもっとあったと思うんだけど。

サミュエル・L・ジャクソンがこの役をどれぐらいのギャラで受けたかはわからんけど、過去作の中で1,2位を争うぐらいコスパ良かったんじゃないかってぐらい何もしてない(笑)ダウンロードの進捗をモニターの前で観戦してるだけで笑う。それでも、サミュエル・L・ジャクソンがいるだけで画が引き締まるのがズルい。

戦闘中に主人公の方ずっと見てアピールしてくる無駄にイケメンすぎるアーガイル、ナルシストの極みで、もっと見たかった。
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