このレビューはネタバレを含みます
なんて映画だ……！！
アメリカの移民政策を題材にし、強制送還される男を描いたドキュメンタリームービー。
本日Filmarks試写会にて……！ありがとうございました。
有色人種のアメリカでの生きづらさをありありと現していて、自分の体験も相まって途中つらくなった。そして白人至上主義の人は本当にこんな感じでいるんだろうな……！と思ったよ！俳優陣すごいよ……！
あと主人公の本当に鈍った感じのアメリカ英語ね……！いるよねこんな人……彼はアメリカ人やろ！ときっとアメリカでは共感の嵐でしょう……！！
強制送還されようとも逞しく生きようとしてる主人公。けど家族に隠してる秘密があってそれがちょっとずつ話が進むごとに解かれていく。
映像はドキュメンタリー風で映像の美しさというか造形美的の山場はそんなになかったけど、撮り方に工夫が凝らされていてこれどうやって撮ったの？的なシーンは何個かあった。
そこに集中して作ってたからこそ話に没頭しやすかったように思う。
想像していたよりも残酷な現実があって、社会に対して腹立たしく、どうしてそんなことになるのか憤らざるをえなかった。
社会は過去には責任を持たなくても許されるのか？！それで我々はいいのか！？というのを強く訴えていたと思う。
最後のシーンは涙なしで見れなかった。
きっと強制送還された彼の未来はさらに難しいし、ジェシーの心の叫びが辛すぎて……2人の手が離れる瞬間は本当につらくて、この家族に幸あれと祈らずにはいられなかった。
これってきっとアメリカだけではなくって日本の在日問題とかそういうのにも似たような境遇はあるんじゃないかとかいろいろ考えさせられる映画でした。
さいごに。
ジェシー！！！あんたの演技最高だよ！！！！！
