2000年以前の養子縁組には市民権がなくなる。という法律のせいで、
昨日まで親子だったのに、突然不法滞在者になってしまう父。
娘を捨てないと約束したし、
捨てたいわけじゃないのに、
離れるしかない親子。
監督のアメリカ差別的映画かなと思うようなシーンもあるんだけど
(養子縁組問題とか置いといてまじでダニーが最悪だったり、弁護士が法外な値段だったり)
でも優しいアメリカ人のシーンも多くて、
監督が撮りながらも葛藤している脆さが終始あるように感じました。
時々、映画同会です！！みたいなカメラワークがあってちょっと冷めてしまったり
ずっと母親がトラウマになってるけど、終始引っ張ったわりにはなんかそこまで共感できなかったり、
テーマの割には映画のアラを感じたけど、
最後の最後までアントニオの涙が頬を伝うことがなかったのがめちゃくちゃリアルで良かった。
文句言ってますが最後はめちゃくちゃ泣きました。せつねえ。
3人が一緒に
幸せになる術はあるのか。
