このレビューはネタバレを含みます
「なぜ今、中世の話を持ってきたんだろう?」って、疑問を持ちつつも、監督・脚本・キャストの三拍子が揃っていて、鑑賞前から相当な期待をしていました。
正直、第2章までは「あれ?期待しすぎた?」って感覚でしたが、第3章、マルグリットの証言で、鑑賞前の疑問も解決して、俄然興味が湧いてきました。
主役はマルグリットだったんですね。時代は違っても旬なテーマになっていました。
三者の証言の違いや、威厳のない王様、当時の女性の雌馬のような扱われ方など、見どころがたくさんありました。
特に夫の遠征中に家を切り盛りするマグリットはイキイキとしていて素敵でした。
女主人として幸せに暮らしたという後日談は嬉しいところ。
女性の方が長生き出来るのって、神様がくれたおまけじゃないかと思えてきました。
マット・デイモンのファンとしては彼の良いところがあまり見られなかったけど、満足しています。
ぼんやりしていたらいつの間にか地元での公開が終わっていてヘコんでいましたが、こんなに早く自宅で見られて嬉しい。
マグリットの友人、マリーの表情が気になったけど、もしかして彼女のお腹の子の父親ってル・グリなのかなぁ?
近いうちにじっくり再鑑賞して細かい部分も楽しみたいし、数年後にもまた見たいと思います。
ベン・アフレックの金髪もまた見たい。