つばさる

最後の決闘裁判のつばさるのレビュー・感想・評価

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)
4.0
現代でも証明が難しい強姦事件を中世の決闘裁判で描く。

ストーリー ★★★★☆
誰の立場から見たかで変わる真実。
微妙に食い違う会話が興味深い。
神に委ねる決着方法、「科学的に証明された事実」、聖職者の特権など今では考えられない事ばかりで裁判の様子はなかなかの胸糞。

キャラクター★★★★☆
主要人物3人の挙動に細かいところまで目が行き惹きつけられる。
一つ一つのセリフに込められたそれぞれの真実。結局誰が一番悪いのか分からなくなる。

金髪のベン・アフレックが良い意味で嫌!笑
童顔の国王どこかで見たことあると思ったら、9人の翻訳家!

オシャレ度 ★★★★★
全体的にグレー調で無駄のない画面、無駄のない構成、基本的にBGMはなし。
徹底されたリアリズム。

エンタメ度 ★★★☆☆
やっぱり一番ハラハラさせられるのは、三者三様の真実を見せた後に持ってきた最後の決闘シーン。
これで負けたら悲惨すぎる!!

メッセージ性★★★★☆
女性には裁判を起こす権利すらなく、裁判の中では屈辱の連続。
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