スカポンタンバイク

カード・カウンターのスカポンタンバイクのレビュー・感想・評価

カード・カウンター(2021年製作の映画)
3.8
悪くはないし、そんなに長い映画でもないんだが、もっとタイトに作れなかったかなぁと思ってしまった。
ただ、DVDとかで見返してくと印象が変わってく感じの見応えはある流石のポール・シュレイダーって感じで、そこは良かったなぁと思った。
話というか、主人公造形というかは、もうポール・シュレイダーとしか言いようがない、理由があるにせよないにせよ、どうかしてる人がどんどんどうかしていく話。こんなまとめ方もどうかと思うが。w
作中のギャンブルの使われ方とかオスカー・アイザックが過去に何か抱えてる感じは、観ていてポール・トーマス・アンダーソン監督「ハードエイト」を思い出した。
あとは、定番の日記が出てくるのも「よっ!」って感じで、終わり方といい、相変わらずのロベール・ブレッソン好きに溢れた、静かで不穏な映画になってたなぁと思った。
これは、映画館よりもDVD買ってとかで何回か観たい感じの映画って感じでしたね。