「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」等の特殊効果を担当し、本作が長編デビューのヴァルディミール・ヨハンソン監督作品。
ラム(Lamb)とは、生後1年未満の永久門歯のない羊(肉)。
🇮🇸アイスランドの民話が織り交ぜられ、新約聖書ヨハネの黙示録には「キリストの暗示」として子羊が出てくるとの事。
終始何か起こりそうな、ミステリアスな雰囲気の作品でした。
アイスランドの雄大な自然、山々の麓にポツンとある羊飼いの一軒家。
亡くなった子供の代わりに、飼っていた羊から産まれた、羊ではない何かにアダと名前を付け一緒に暮らすイングヴァルとマリア夫婦。
アダちゃんは可愛い、と思うのですが、洋服着て歩くのはかなりシュールな印象でした。幸せそうなんだけど違和感が半端なく。。
羊飼い夫婦は犬(ボーダー・コリー)と猫も飼っているのですが、そっちを子供代わりに可愛がれば良かったのでは?と思いました。すごく可愛かったのに。。
ストーリーはずっと何か起こりそうで起こらない、日常の描写。ドキュメンタリー風。自然の中、淡々と暮らす風景。。
途中、旦那さんの弟、ペートゥルおじさんが家にやって来て、アダを見て驚き、何か起こりそうだけど。。。
一緒におじさんの昔のバンド映像観るところは少し笑えました。
ミステリアス、不気味な雰囲気には終始惹きつけられました。色々な暗示がありそうだけどよく分からず。。
ラストシーンに強いメッセージ性を感じました。