世界の果て、絶望と孤独の旅路。
トム・ハンクス×ロバート・ゼメキス監督作品。トム・ハンクス版、無人島脱出サバイバル番組みたいな映画でした。
国際的宅配会社で働き、結婚間近で幸せそうなチャック・ノーランド(トム・ハンクス)。恋人(ヘレン・ハント)とXmasプレゼントを交換した直後、嵐による飛行機事故で無人島に漂着。そんな彼のサバイバル生活、そしてその後を描いた物語。
飛行機が嵐により海へ墜落するシーンは、迫力満点。
チャックが島へ漂着し、彼女からのXmasプレゼント、写真付き懐中時計がポケットに。それを大事に飾って生きる糧にして、、漂着した宅配の荷物を工夫しながら使って生き延びようとする必死さが伝わってきました。
結構怪我したり、痛そうな出血シーンも。怪我しても薬もなければ勿論病院も無くて。虫歯が痛み出したら最悪。。無人島の恐ろしさを感じました。
私は定期検診さえも歯医者行くのが苦手です。つい先日行ったばかりでしたが、歯医者に行けるのはなんて幸せなんだと実感。
漂着したバレーボールに顔を書いてウィルソンと呼んで話しかけたり、まるで相棒の様。話すことにより、孤独感が軽くなったのかも。そして彼女の写真を事ある毎に見つめるシーンは切なかったです。
無人島での過酷な状況下、この2つの存在に助けられていたなぁと思いました。
もしそれさえもなかったら生き延びれなかったかもしれません。それ程大切なもの。
トム・ハンクスの体格の変化も見事でした。
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞も納得です。