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ゾンビ・オア・ダイのkuuのレビュー・感想・評価

ゾンビ・オア・ダイ(2019年製作の映画)
1.0
『ゾンビ・オア・ダイ』
原題 Aporia.
製作年 2019年。上映時間 86分。
アゼルバイジャン発の異色の観なかったらよかった時間を返せゾンビホラー。

強制収容所から突然、謎の武装集団にトラックで連れ出された住民たち。
そもそも、何を強制的にさせられとる収容所やねん。
(作中多少のヒントはあるもののイマイチわからない)
トラックから降ろされると、突然、銃口を向けられ虐殺が始まる。
次々と人々が銃殺される中、かろうじて大地に空いた深い穴に落ちて難を逃れたカップル。
実際は、深い穴って程ではないが。
しかし、そこは自力で這い上がるには困難な場所に見えなくはないが、知恵使えよ。
長く留まれば、彼らに待ち受けているのは餓死か謎の注射で感染したゾンビ化って、ゾンビどこやねん。
上に登れたとしても待ち構えるのは銃口かも知れない中、ついに脱出を試みるが。。。
勝手に遊んどけ!
結末は何やねん。
一応、サバイバル・スリラーだとは思いたいが、ゾンビのギミックがクソ・ダラダラと付け足されて何がしたいねん。
いやいや、そもそもゾンビどこにおるねん。
観てる側は、全くの白紙とも云えるのキャラを長々と見せられ白紙のまま終わる。
何の背景も展開もない状況の穴に放り込まれ、こっちの方が抜けれんは。
その上、主人公の無能なまでのサバイバル戦術に気にかける理由も全くない。
まだ、あばれる君の方がサバイバル術はマシちゃうかなぁ。
穴から抜けたいなら、女性が男の肩の上に立って、壁を登っていたら、今作品は短編映画の時間ですむやん。
短編にして、東海オンエアたちに演じさせYouTubeでアップさせた方がまだマシ。
個人的には、YouTuberの『認知症ポジティブおばあちゃん』にもご出演してもらいたい。
(最近、この可愛らしいおばちゃんの動画で癒されてる)
何を望んで86分もしたんかわからんは。
『博士の愛した数式』(映画化もされた小川洋子の小説)の博士なら、『ぼくの記憶は80分しかもたない』って云って忘れれるが、逆に記憶に残る。
嫌な事、辛い事、危険な事をまた繰り返さない様に人間の本能の中に、しっかり記憶される機能が備わっとんねんで。
今かいまかとゾンビ待ちをしてたが、何やねん。
今まで見たゾンビ映画の中で一番オモロない。
まだ、あばれる君の方がオモロい。
あばれる君の脳内にはきっとゾンビ軍団が暴れてるのやと思う。
終わりかたも後味悪いし哭けてくるし。。。
『美味しんぼ』で能書きの多いラーメン屋は後味悪いと云っとったが、それ以上後味悪い。
この映画感想も後味悪くしましたら御許しください。
kuu

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