たらお

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~のたらおのレビュー・感想・評価

3.0
埼玉に「海」を作る計画のため関西へと旅立つお話。
まさかの続編。今回は関西(主に大阪と滋賀)が貶されています。
横の繋がりを広げるための「武蔵野線」
海の名前は「しらこばと水上公園」
序盤のここで笑いましたね。各路線会社の口論もイイ。
埼玉にタワーがないというディスりも伏線として意味を成していました。

色々あって滋賀に向かうことになり、そこで麗の過去も発覚したりとそれなりにストーリーも展開を見せましたね。
今回百美はお留守番なのでBL風味は薄味かと思いきや現地で新たなる相方と出会い、何故「琵琶湖より愛をこめて」なのかもわかります。
まあ、いくつかこれ大丈夫なの? 関西(特に滋賀の方)怒るのでは? と不安になるものもありました。
和歌山が未開の地だの、滋賀に人が住めるのか(半分以上が水だかなんだか)
等の色々攻めている台詞や表現が。
まあこういう作風だからと理解されていると思いたいですがね。
でも大阪への弄り・貶しはまだ愛があるとわかっていても京都に関しては
「京都人の本音が読めずに精神崩壊」
なんて台詞がありましたし、これは京都の人怒ってもいいと思います。

前作はひたすら埼玉が貶されており、埼玉出身の身としても内輪ネタとして笑えましたが、範囲が広がるとネタが拾いきれないしどこまで笑っていいのか判断に迷いますね。
それでも何だかんだでお馬鹿要素で駆け抜けてくれたから細かいことは目をつぶります。
たらお

たらお