面白かった！今泉脚本の良さと、城定監督の絵作りの上手さが合わさって、どちらの良さも出ていた気がする。なんか全体的に少しダサいライティングなのに、サラッとしたお話なのが相性がいい。あと、濡れ場のエロさがとにかくプロだった。今泉監督ではこのエロさは出せないし、全体的に寄りも多くて絵力が強かった。カメラアングルも明確に違って、今泉監督は横から定点で動かさず役者の演技に頼るところでも、城定監督はグリグリ動く。浮気を独白しているシーンで男の背中にカメラが移動していくシーンとか、女性の顔が見えなくなるのですげー緊張した。
んで、対となる『猫は〜』と同じくらいの評価だけど、河合優実さんの存在のぶん、こちらの方が0.1点リード。両作とも大人達はドロドロをなあなあなで落とし所を見つけているけど、河合優実さん演じる岬ちゃんは清々しく前を向いている。「お父さんとお母さんは？」「え、関係あります？私たちに」このやり取りだけで岬ちゃん満点でしょ💯
「由宇子の天秤」「サマーフィルムに乗って」に続いてこの子はヤバい。存在感が桁違いだ。別格。
というかコレ、自分の過去の恋愛をまんま描かれたみたいで、なんだかむず痒かった。女の子のグイグイ来る感じがそっくりだ。「この世界には多田さんよりも魅力的な人がいない」なんて、もうそのまま
