2021年公開。タイ・韓国合作のモキュメンタリーホラー映画。R18+。監督はバンジョン・ピサンタナクーン、原案・プロデュースは『チェイサー』のナ・ホンジン、共同執筆、制作。主演はナリルヤ・グルモンコルペチ。タイのGDH 559と韓国のショーボックスの共同制作。タイのドキュメンタリーチームが、タイの東北部の地方を訪れ、村人が信仰するアニミズム（精霊信仰）について密着取材を始める。村人が崇拝する神、バヤンの精霊に取り憑かれた霊媒、主人公・ミンの叔母であり、祈祷師・ニムの日常生活を記録する。 良質で異質なホラー作品、リアリティや良い意味での違和感満載で考察する点が多々ある。この類のR18は惨さ寄り。日本でも八百万信仰等があるように今もどこかで儀式や独自の習わしが行われているかと思うとゾッとした。『戦慄怪奇ファイル コワすぎ！』シリーズの構図と似ててコメディ要素を完全排除したらとふと考えてしまった。
