Michihiro

ロブスターのMichihiroのレビュー・感想・評価

ロブスター(2015年製作の映画)
3.6
2015年公開。 配給・ファインフィルムズ。R15+。監督は『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』のヨルゴス・ランティモス。主演はコリン・ファレル。『このサイテーな世界の終わり』のジェシカ・バーデンも鼻血を出す女として出演。ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス合作、第68回カンヌ国際映画祭において審査員賞を受賞。街のルールにより独身は罪とされ独身者はとあるホテルに送り込まれ、45日以内にパートナーを見つけなければ動物に変えられ森に放たれるという恋愛サバイバル作品。人間としての動物、その本質を問われている気がした。日本の社会では"ぼっち"は恥ずべきことだとされ、今もなお"結婚"は一人前の証とされている。薄まりつつあるもののDNAに組み込まれた子孫繁栄という野生本能。世間体と戦うジレンマに苦しむ現代人と通ずるものがあるし、巷に溢れる得体の知れない"愛"、"恋"へのアンチテーゼにも取れる。動物になったほうがマシと考える人は多くいそう。総合的に言うとよくわからなかった、噛み砕いて拡大解釈。

"おひとりさま天国"
Michihiro

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