一応リアルタイム世代です。アニメ、原作復習しないで鑑賞しました。当時の記憶のまま観ましたね。
正直、声優ゴタゴタ騒動、3Dアニメっぽい作画?とかどうこう言われてたのと、作者が監督というのが逆にネックになるんじゃないかと思い、そんな期待してなかったです(でもIMAXで予約するぐらい期待値はあった)。
結果としてはまぁまぁでしたね。思い出は汚れずに済んだといったところです。ただ、辛口に言うと、これじゃあ、ただ色つけて動かしてBGM付けただけですね。
私は、ダイの大冒険、うる星やつらの成功例があるので声優交代は、好意的に受け止めてた方だと自認してますが、思ったより違和感が拭えなかったです。最後まで。
また、原作ならではのタメというのか、間がやはり大切なんだなぁと、あっさり流れていきます。映画でまとめたので、名場面のオンパレードなんですが、興奮がないんですね。
宮城リョータに関しては一番クローズされてるし、背景がふんだんに描写されるので、彼の活躍には多少、思いを馳せることができるでしょうけど、他の四人に関しては、原作読んでない人には何の感動もないでしょうね。読んでてもアレ?ってな具合です。
懐古趣味に陥りたくないんですけど、これだったらBAADの君が好きだと叫びたいのセルフカヴァーなり、他バンドのカヴァーでオープンニング流して、EDも上杉昇を呼び寄せて、WANDSの世界が終わるまでは、で締めるべきでしたね。そしたら、多少カタルシス味わえましたよ。
やはり三部作とかに分けるとか、声優交代させるなら、いっそ1から作り直すなどすれば交代にも馴染む事も出来たでしょう。もっと時間があれば、背景なども雄弁に語ることができたし、試合でのタメ、キメなどメリハリの効かせた演出も出来たし、涙腺を崩壊させる事が出来たはずです。
何故一回ポッキリでこんなドル箱を浪費してしまうのか…そういう意味ではやはり原作者が監督ってのは、ハンディでしかなかったでしたね。