このレビューはネタバレを含みます
最後に観に来てよかった。いや、まじで。いや、ほんと。そんな映画。
ダラダラと後回しにしてきた。漫画も昔に一回読んだ程度。
いざ、公開終了と聞くとようやく観に行くミーハーである。
色々心が動いた場面はあったけど、やっぱり試合のラストの無音。「固唾をのむ」なんて慣用句があるが、それを映像で体験することになるとは。
あの数秒間、映画館は無音に包まれた。静か過ぎて固唾をのむことすら躊躇われたのは私だけではないだろう。
これ以外のシーンでもそうだが、音の使い方が圧巻。音がこれ程存在感を出す映画も珍しいだろう。
あとは、うーん。宮城を扱ったっていうのもええし。山王戦と宮城の人間ドラマが交互に描かれる。試合が一層深くなる。
おかんとリョータのすれ違い。アニキのバスケを追うリョータと切り捨てたいおかん。
ソータの部屋でのワンシーンには心が抉られました。