2024年 33本目
少年ジャンプ連載時に毎週喰い入る様に読んで一喜一憂していた山王戦。
あの時の様なのめり込んだ興奮は得られなかったです。
様々なエピソードが試合中に挿入される。
それ自体は悪い事ではないだろうが、数が多くないか?
見ているリズムが狂うというか止まる感じがする。
(井上雄彦先生が天才的な漫画家である事は百も承知ですが、アニメーション映画の演出となると勝手が違っていて当然だと思いますけどね。)
今作の主人公、リョーチンの物語も何か「特別なモノ」とは思わなかった。
創造主がリョーチンの過去はこうだったというのだから口のはさみ様が無いですが、ここまでの不幸を背負わせる必要があったのか?は疑問です。
夫と子供を失う母親はとても不憫ですが…。
結果としてキャラクターにそこまで感情移入出来なかったからか?
尺も長く感じました。
漫画での名台詞も映画では響かなかったなぁ~何故かな?
やっぱり演出の問題だろうなぁ。
バスケットをする選手の動作や角度等々の作画のクオリティは高い。
けど心にグッとくる凄さは感じられなかったかなぁ。
めちゃめちゃ大ヒットした作品なんでしょ?
連載終了して何年経つの?
未だににコンテンツとして通用する凄さには脱帽です。