このレビューはネタバレを含みます
原作を読んでみて良かったので、映画も観てみました。原作を読んでいなければ星4くらい付けたい感じでした。
主演お二人はまさにイメージ通りという感じ。でもけっこう原作と違っていて、一番は、和人がすごく幼く感じました。(原作では茶道の家元の息子でした。)茉莉が短い命を共にした人、もう少し、原作のように(人生に躓いてはいるけれど)人として魅力的な男性の設定にして欲しかった...
これはもはやもう好みだし、映画も良かったのは良かったのですが、もう少し原作に忠実に作って欲しかったというのが本音です...
小学校の思い出を辿るシーンもあって欲しかったし、危篤になって茉莉のモノローグがあるところが映画のピークだと思うのですが、回復して和人に会えちゃうのも「え？」って感じでした。(しかも喋らない)
でも終わり方は良かった！
あと、キッチンでのお母さんとのシーンが一番涙のピークでした。原日出子さんの包容力というか、茉莉がちっちゃい子供に戻ったようで泣けました。
いろいろ書いてしまいましたが、小坂さんが、この映画を観て喜んでいたらいいなって心から思います。
