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ある男のtottsunのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.9
「ある男」🎬105
弁護士の城戸章良(妻夫木聡)は、かつての依頼者である谷口里枝(安藤サクラ)から亡き夫・大祐(窪田正孝)の身元調査を依頼される。離婚歴のある彼女は子供と共に戻った故郷で大祐と出会い、彼と再婚して幸せな家庭を築いていたが、大祐が不慮の事故で急死。その法要で、疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が遺影を見て大祐ではないと告げたことで、夫が全くの別人であることが判明したのだった。章良は大祐と称していた男の素性を追う中、他人として生きた男への複雑な思いを募らせていく。
普段、暗い?重い系の邦画は見ないけど今作は予告見た時に気になって鑑賞してみることに。
ネタバレ厳禁な感じかなと思ったので予告以外は全てシャットアウトして鑑賞してきました。
結果としてそれは大正解!!
どうやら公式ホームページの相関図にはネタバレがあるみたいなのでこれから映画見る人はそれ絶対見ちゃダメですよ!
(今相関図見てきたら本当にネタバレ載ってて作品の宣伝下手すぎるだろ。って思った)
映画の中で城戸が谷口の秘密を追っていくにつれて、ついつい前のめりになってしまう自分がいた。
それくらいミステリー要素は興味深い。
それも全て演技の素晴らしい役者さんたちが作り上げてるからこそだと。
安藤サクラの力まない雰囲気とか、窪田正孝の謎多き存在感とか、妻夫木聡の実直な雰囲気とか。
あとは柄本明に持っていかれる感じ。
そんな長い間登場する感じじゃないのに全てを攫っていく雰囲気がある。
個人的には中学生の悠人を演じた子も良かったな。
オープニングとエンディングで登場する絵がこの作品の全てを物語っていてなんだか余韻が残る。
私的には☆☆☆.9かな。
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