ミステリー部分は想像の範疇を超えることはありませんが、なぜ2人は戸籍を交換したかったのか、妻夫木もなぜ窪田正孝の調査にそこまで感情移入するのかということが分かると俄然面白くなってきます。
というか城戸（妻夫木）が在日三世で日本に帰化してるにせよ義父があんなに城戸の目の前で朝鮮人差別をしていて、真木よう子と結婚できたのか私的には1番のミステリーなんですけど、みんな思いませんでした？あの義父なら絶対反対しまくると思うんですけど。
柄本明の役はいつもの柄本明ねと思っていたらこの人はいつだって柄本明を超えていきますね、怪演！窪田正孝も色んな顔を見せてくれましたし、とにかく説明のない空白部分が多いので役者の演技に助けられてたかな？仲野大賀の贅沢な使い方や眞島さんと安藤サクラのやり取りはそれまでのシリアスからのシュールで笑えました。
これ、観終わった後、絶対小説版見ないと補完できないやつですよね？曾根崎とか本物の谷口大祐とか最後の描写とか愚行録と一緒で読まないとあかんやつー！！
