ある文具店の中で安藤サクラ演ずる武本里枝の泣き顔から始まる。
そこへ窪田正孝演ずる谷口大祐が画材を買いに現れる。
2歳で悪性腫瘍で亡くなった息子の事でまだ心の傷は癒えて無かったところへ現れたから頼る様に親睦を深めいつしか愛してしまった里枝。
当たり前の様に二人は結ばれて娘を儲け幸せな日々を送ってましたが・・・
この後の展開は妻夫木聡演ずる城戸章良目線へシフトする。
ヘイトと事実、そして真実。
この映画のテーマ。
知るべき事実、知らなくて良い真実、そして偏見。
榎本明演ずる小見浦がレクターと重なる?
城戸がクラリスと重なる。
ふと感じました。
真相を知って果たしてお互いに良い結果になるのか?
世の中知らないほうが幸せ、と今の時代なら尚更思う様に感じます。
知ったとて自分に何か起きる訳でもなく反ってショックを覚えてしまう。
冒頭のマグリットの不許複製の意味が判ってしまったら見方が変わってしまったかも知れません。
戸籍、名前変えても中身はオリジナルなのは変わらないのですから。