ヴァルーン

ある男のヴァルーンのレビュー・感想・評価

ある男(2022年製作の映画)
3.9
🌳離婚し田舎に帰ってるところに物静かな谷口大祐という男と出会い、再婚をして幸せに暮らしていた里枝。しかし林業の仕事中の事故で大祐は命を落としてしまう。やがて一周忌で疎遠だった大祐の兄が訪れるも、大祐の遺影に対し「彼は大祐では無い」と言い出す🌳

名前などはどうでも良く、その人と幸せに過ごした時間は本物。
元の自分に負い目を感じた末の名前のロンダリングなんて、現実でも映画でもなかなか聞いた事がない話だけど、この映画で実感するのは全てを知った後の里枝と悠人の会話だよなあって感じ。 とりあえず、彼らは幸せだった

それよりも城戸パートがかなり複雑そうだった。 この映画の趣旨とは関係ない爆弾がラストに投下されてたし、彼目線での描かれ方の前日譚、後日譚両方欲しい。

もう1人インパクトあったキャラは柄本明。 全部この人の手のひらの上って感じの喋り方が、まさに詐欺師。