日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」の大ファン監督の長編第二作。
超能力集団とナチスドイツの闘いと聞くと、ファンタジーで荒唐無稽なヒーローものと思うがだいぶ趣きが違う。
その背景に第二次大戦中にナチスドイツが実際に行っていたと言われる人体実験がある。
本作のナチスドイツ将校は自身も六本の指と未来予知能力を持つ異能者だが、それは軍隊では障害でしかなく正規軍では採用が叶わない。そこで彼は異能の能力者を探し、それをヒトラーに献上しようと画策することに執着する。
旅回りのサーカス団に所属する4人のフリークス。ナチスドイツ軍の進軍によりサーカスの公演も儘ならない暮らしを強いられることに。そこで異能集団を探すナチスドイツ軍将校に狙われることになる。
彼等は正義のヒーローとして悪のナチスドイツに立ち向かう訳ではないところが、ハリウッドヒーローとは違うところか。
前半それぞれフリークスの能力の描き方はファンタジーに溢れ、終盤の戦闘場面はナチスドイツ軍に対抗するパルチザンの参戦もあり、リアルな迫力で迫る。
ファンタスティックフォーやＸーメンとも違う、ハリウッドヒーローを期待すると肩すかしを喰らうと言って間違いない！
スマホの電源は切って、エンドロールもお見逃しなく😙
