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パワー・オブ・ザ・ドッグのskm818のレビュー・感想・評価

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
3.7
1920年代のモンタナ。牧場主のきょうだいと、その一人と結婚した女とその息子。よくある人間関係だが、なんか違う。まず兄弟の仲がよくない。これぱっと見フィルの方が弟に見えるんだけどジョージの方が弟なんだな。現場を統率するのがフィルでお金の管理をしてるのがジョージだろうか。フィルなんで風呂入らないんだろう。で、フィルはけっこう粗暴な感じなんだが、ジョージが結婚したことが気に食わず、結婚相手のローズや息子のピーターに細かい嫌がらせをする。フィルはゲイだということがなんとなくわかってくる。フィルが作っているものとしてロープが何度も出てくるが、何か意味がありそう。一方ローズはローズでストレスからか酒浸りになっている。バーバンク家って実は地元じゃ上流みたいで、それが合わないのとあとはフィルの嫌がらせ。ローズもフィルもピーターも孤独なんだよなあ。そしてあのフィルの死因…あれピーターが死体から切り取った皮のせいでは… わかってやってたんなら怖いし、わかってなかったんなら悲劇だよなあ…
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