いやー絶対もっとアカデミー賞獲るべきだったでしょ。撮影も美しいし、ストーリーも骨太かつ意味深。これは映画館で見るべきだったああああ。失敗したああああ。あからさまな描写ではないが、伝わらない描写でもない絶妙なバランス。キルスティンダンストもいつの間にやこんな役を演ずるようになったとは！もちろん役としては決して平坦な役ではないが、押し付けがましくないキャラクターに見事仕上げている。主人公に関しても、もはやハリウッドのこのレベルの映画では当たり前だが、セリフで語らせるのではなく、状況と行動で彼の個性をしっかりと示している。ラストも解釈が複数考えられるが、解釈によってはセクシュアリティ（セクシュアルマイノリティ）の悪用とも考えうるため、おそらく彼も似た境遇と思われる。
