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叫びとささやきのsunflowerのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
3.9
なんともヒリヒリとした作品。

終始画面を埋め尽くす、不穏な空気。

観衆にストレスを与えてくるシーンの連続。

なのに不思議と見ることを止められない。

それどころか、どんどん引き込まれている自分がいる。

なんとも不思議な、浮遊感。

彼女達がそれぞれに抱えた痛みが見ているこちらにも伝わってきて、内部からえぐられるようだった。

ただ、ラスト、彼女の幸福感に満ちた穏やかな表情に、救いを見たような気がする。
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