Nちゃん

わたし達はおとなのNちゃんのレビュー・感想・評価

わたし達はおとな(2022年製作の映画)
3.5
大学でデザインを学んでいる優実には、知人の演劇サークルのチラシ作成をきっかけに出会った直哉という恋人がいる。
ある日、優実は自分が妊娠していることに気づくが、お腹の子の父親が直哉だと確信できずにいた。
悩みながらも直哉にその事実を打ち明ける優実。
しかし直哉が現実を受け入れようとすればするほど、2人の思いはすれ違ってしまう。


正直わたしは優実と直哉どっちもどっちで悪いと思う。
そもそも優実はなんでDNA鑑定を拒絶するのだろう。そこまで拒絶する意味がわからない。
直哉は自分の子じゃないにしても就職して親になる、という決心を伝えてくれた上で、でも事実が気になるから直哉の子か子供じゃないか知りたいだけ。そこの事実確認と直哉の言っていることは間違ってないし責任の取り方的にも問題ないと思うんだ。
それなのに優実がDNAを断固としてしかも理由にならない理由で拒絶するから直哉も意味わからないし理解できないからヒートアップして言ったらいけないワードを言ってしまったりして余計に話の流れ的に良くない方向にいってしまったのでは。

優実こそ自分の体のことなのに自分で決断できないし、直哉に決めてもらいたいみたいなところあるし、予期せぬ妊娠で責任は自分だけじゃなくて他の誰かに押し付けたい気持ちも分かるけど、やっぱり自分の体のことなんだから優実が主体的に産むかどうかも直哉とのこれからのことも相手が切り出すのを待っているんじゃなくて優実からどうしたいのか言い出すべき。
スマホばっかり気にしてないで、頼りにならない友達と居るんじゃなくて、優実がしっかりしなきゃ。

妊娠のことも直哉との関係も、元カノと一緒に生活していた時点で「こいつやばいやつかな」認定できたし、いきなり理由も無く家の鍵おいて出ていったりとかそこの時点でもおかしいし、ゴム付けてっていっても付けないのもおかしいし、もういろいろおかしいところだらけじゃん。
それを承知で付き合っていたのは優実なんだから、こうなるべくしてこうなったから別れられたんだよ。

とりあえず腹は減る理論でエンドロールでは朝食作ってたけど、実は妊娠したというのは全部嘘で直哉に今までの鬱憤不満をぶち撒けたかったし別れたかったから妊娠したって言って騒動起こしました、だからDNAできません。っていうオチがもしあったら優実は相当な策士ですな。笑
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