実は年末12月10日に見る機会があって。放火事件で騒然とする中『ウトロ 家族の街』の上映会があって、その日同時上映だったの。
でも流石に師走の平日昼間だし、どうしても時間の都合がつかず…
念願の見物だっただけに少々まだるっこしく。
記事の捏造、フレームアップについての静かな憤りの記録なんだけれど、訴訟相手の櫻井某、西岡某についての触れ方がどうにも弱くて拍子抜けした。
映画の建て付けとして植村さんご本人がどうのこうのというのは埒のない話で、もっと理詰めで逆に相手を追い詰めて欲しかった。
妙に情緒に流れて口惜しさや「正義」の行方を追うだけでは映画にする意味が弱すぎるんじゃないかしら。
見る人は櫻井、西岡ご両人の肉声と表情を見たかったに違いないでしょう。