Kubo

雨を告げる漂流団地のKuboのレビュー・感想・評価

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)
3.5
漂流されていた海は多分
忘れていく人々の記憶や海馬であり

のっぽの少年は、おそらく"団地"そのものというメタファーであり
団地に住まう人たちの声や色、音を感じ取っている。
(まさか本編でそのまんま語られるとは。笑
まぁ、所謂千と千尋のハク的な存在でした。)

だからこそ、取り壊されていく
忘れ去られるかもしれないこの"団地"は
記憶の海を行ったり来たりしている。

そして、やすじいのカメラの存在は
おそらく、記憶を切り取る媒体であり
『大切な思い出』にするためのツールなのだろう。


ファンタジーに頼りきったご都合展開と設定を小学生にしたことで多少無理があったのはさておき、自分は嫌いじゃないです。笑
(自分の小6の時には、こんなに自分の悩み言語化できてなかった気がする。笑)

P.S.
眼鏡の樹里ちゃんは何歳ですか?
達観しすぎでは?笑
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