あんじょーら

聖闘士星矢 The Beginningのあんじょーらのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
2.5
トメック・バギンスキー監督    東宝    Amazonprime


2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は2/22


ついに!という感じでAmazonprimeに来たので。別にそこまで原作のファン、という訳では無いのですが、リンかけ、という凄いボクシング漫画がありまして、それを小学生時代に経験したと思ってください、それも漫画禁止されている家で育ったわけで・・・もう、少年誌ジャンプに掲載されている、なんならコミックで昔のが読める、とかいう事すら知らないで育った小学校3年生の私が、ギャラクティカマグナムにどれだけ喰らってしまったか?は想像にお任せしますが、親や教師に隠れて読む漫画の味を知ってしまったわけです。でもお小遣いすら0円の私は、連載を読んだ友人に聴くしかないわけで、本当に大人になったら漫画コミックも変えるの嬉しいです。


で、リンかけ、風魔の小次郎の後に始まったのが、聖闘士星矢ですよ。ええ、もう中学生くらいでしょうか?でもいろいろなギミックは好きでしたし、まぁやはり十二宮編は盛り上がりましたよね。


でも、だんだんとこちらも大人になっていくので、まぁ見開き2ページ1コマは勢いはあるけど、もう少し細部が気になりはじめるので、ポセイドン編あたりで落ちました。


その聖闘士星矢が、実写化!しかもハリウッドで日本人が星矢役で出てる、となると一応観ておこうかという気持ちになったのですが、劇場があっという間に終わってしまったので、このタイミングで観る事になりました。


幼い頃に姉から訓練を受けつつも、現在は地下組織で格闘を行う星矢は・・・というのが冒頭です。


頑張ってる!凄く頑張ってる!お金もなさそうだけれど、ルックはかなり頑張ってる!そしてこの日本人の役者さんの体つきも、英語もイイと思う!全然英語は喋れない私が言うのもオカシイのですけれど。


でも、日本の漫画原作を海外で展開するのは、漫画的飛躍、もっと言うと世界観をどの程度繰り込むのか?で決まってしまうと思います。それに、特に車田正美先生の世界観は、気になる人には気になり過ぎてしまう世界観・・・


星矢の話しに絞ったのは良かったけど、家族の話し、アテナの家族の話しにするのは頑張ってるし海外の人向けではあるのだけれど、ちょっと違和感が強くなる・・・だって父母が・・・で、あの展開は・・・じゃなんだったん?ってなると思う・・・


しかもゴールドの話しが出てくるのに、でもアレはなくて、とかいろいろ気になってしまったが、続編作る気満々の感じです。


まぁ仕方ないけど、頑張った!


という訳で、聖闘士星矢に触れた事ある人で、原作日本漫画のハリウッド実写化は全部ダメと思ってる人ほど、見た方が良いですよ、とは思う。


で個人的に1番の問題は英語だとセイントって言わないんだね・・・ここが私は気になったし、こういう具合にそれぞれの漫画体験者にこだわりが強い部分があるので、基本的には漫画実写化は、止めた方が良いと思います。