Ryoma

忘れられない愛の歌のRyomaのレビュー・感想・評価

忘れられない愛の歌(2021年製作の映画)
4.1
頭の中に浮かぶ思いや感情が実体となり自問•葛藤する形は、綿矢りささん原作の『勝手にふるえてろ』を彷彿とさせる設定。また、主人公がカメラに向かい状況を説明する場面など単調な恋愛物語にならない工夫がされていた。いつも陽気で愛に情熱的❤️‍🔥なスペイン🇪🇸のイメージは予想通りで劇中でもそれが体現されていた。言葉でも行動でも奥手な日本人の自分からしたら、真っ直ぐに気持ちを表現できる人•してくれる人は魅力的で羨ましいほどに感じた。3人の女性の友情にも焦点が当てられていたり、30歳という一つの節目に立たされた彼女らのこれからの人生の歩み方にも触れられていたり、人生観を動かされたのはよかった。
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