凄い三部作!
一度足を踏み入れてしまった裏世界は、いくら苦悩してもいくら後悔しても抜け出すことはおろか、また繰り返す、、
作品としてえがかれていない十数年、ﾄﾞﾝ･ﾏｲｹﾙ･ｺﾙﾚｵｰﾈはひたすら合法なﾋﾞｼﾞﾈｽを目指し、陰で家族を守りつつ裏社会で生き抜いてきたのか、、
今作は顔に深い皺が刻まれてはいても、少し猫背で哀愁漂う立ち姿は昔と変わらないﾏｲｹﾙの晩年がえがかれる。
立派に成長した子供達、息子ｱﾝｿﾆｰ、娘ﾒｱﾘｰ、そしてｿﾆｰの息子ﾋﾞﾝｾﾝﾄが加わり、世代交代色が強い中、命の限りぎりぎりまで家族を愛し守ろうとするﾏｲｹﾙ。
今作はﾋﾞｼﾞﾈｽ部分にﾊﾞﾁｶﾝが絡むことでますます胡散臭くて、表の財団設立など現実にありそうな出来事の裏でややこし目の駆け引きと裏切りが蔓延る。
今まで孤独に耐えていたﾏｲｹﾙの感情が現れるｼｰﾝは記憶から消えないほどのｲﾝﾊﾟｸﾄ(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ
好きなｼｰﾝは見どころでもある華やかなｵﾍﾟﾗのｼｰﾝ。
個人的にはﾊﾟｰﾄ1、2を経たことでその空気にすぐさま反応してしまい異常なくらいの緊迫感を感じつつ、真逆であるﾖｰﾛｯﾊﾟの絵画や音楽も堪能でき荘厳な雰囲気を味わえる映像がでてくればもうお腹いっぱい!
自分としてはﾏｲｹﾙに肩入れしすぎて精神的にしんどいｼｰﾝの連続ではあるんだけど、観終えると家族の絆や血の巡り合わせを思い、荒波が静まったような穏やかな気持ちになれた。
(ｱﾝﾃﾞｨ･ｶﾞﾙｼｱの胸毛がめちゃくちゃ濃いΣ(ﾟﾛﾟ;)忘れないようにﾒﾓﾒﾓ...☡✍︎)
