ドラゴンボールの劇場版の中でも特に小さい頃に何度も観ていた作品で、配信で見つけて久々に改めて観ましたがやはり面白かった。
この作品の良さはなんなんだろうと考えると、一番はキャラの魅力の引き出し方が抜群に良い！同時上映のため50分と短い尺ながらも、各キャラクターの性格や位置付けが分かる演出が随所にあります。劇中ではなかなか見られない天津飯とトランクスのバトルが見れるのも劇場版ならでは。未来のトランクスはもちろんかっこよくて魅力的ですが、個人的にこの時期のベジータが一番脂が乗っていて好きです。
父さんを助けようとするトランクスに「手出し無用！！」と一喝。それでも一方的に敵にやられ飛ばされて建物に衝突寸前でトランクスが背後からキャッチ。手助けしようと気遣うトランクスに肘鉄を食らわせて「手を出すなと言ったはずだ…！」というシーンはベジータのプライドの高さがめちゃくちゃ伝わりたまりません！笑
そんな酷いお父さんですが駆けつけたときにトランクスの愛剣をしっかりさりげなく持ってくる素敵な面も垣間見せてくれます。
はじめはほのぼのとした雰囲気から徐々に不穏な空気が流れ始める展開、スリリングなバトル、ミスターサタンとクリリンのコミカルな演出でテンポよく最後まで飽きずに楽しめます。サタンはやはり今作でも救世主でした。
