エイナカケル

オッペンハイマーのエイナカケルのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
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一回観ただけでは細部まで理解できないのは分かってましたので、今回はドルビーシネマを体験するために…とは口実で、IMAX上映時間がちょうどよいのがなかったのでドルビーシネマに。

座席は真ん中のブロックはプレミアムシート含めてほぼ満席。客層も思った以上に若い人が散見されました。(当方30代半ば)20代と思しきカップルも。とてもよい。

180分の上映時間に私の体力と集中がもつはずもなく、2回ほど寝落ちしました。

話の中身については言及しませんw寝たのでw

まず、一言。「うん、こういう小悪党の役でオスカー受賞するのがなんたる皮肉って感じだね、RDJ。私はもうあなたを推さないよ」って感じでした。サヨナラ、私のアイアンマン。素晴らしい演技でしたが、オスカー授賞式での態度を見た後だと「あれ(作品での演技)はもしかすると素だったんでは?」とさえ思います。

まあ、才能は人間性を担保しないという言葉の最もたる例ですかね。

ラストシーンにアレを持ってくるとはなんというか「クリストファーノーランが監督である意味」を強く、重く感じました。

ドルビーシネマの音圧が凄くてトリニティ実験のシーンは爆風さえ感じたほどです。さて、ドルビーヴィジョンが謳う「漆黒」の表現ってどこで発揮するのか、IMAXで2回目鑑賞して比べてみたいと思います。

追記→誤訳ひどいです。私のチンケな英語力でも「今のちゃうやろ」ってなるところが数箇所。意味をなしてないところが結構あって「え、もしかして戸田奈津子じゃないよね?」ってなりました。

「セキュリティクリアランス」を「アクセス許可」って訳してるの、意味がわかりませんでした。「何へのアクセスなんだよ?」ってなります。あれは解せない。

あと、オッペンハイマーがジーンにキティとの結婚を告げた時のジーンの返し。「文明的ね」ってなってたけど、あれじゃあジーンの嫌味がわからない…。
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