このレビューはネタバレを含みます
原作好きで、映像化決定が決まった時は「狂児は綾野剛じゃない…」と思ってました。
まぁ、原作に忠実にキャラを作り上げるなら間違いなく綾野剛じゃないけど、映画は「それはそれでアリ」な狂児でした。
あの原作の「妙に明るいのに、なぜか底知れぬ暗さと怠惰さ」のある狂児は3次元になるとフィクション臭くなるのかも知れません。
エピソードとしては原作にないものの方が多い印象でしたが、そこはさすがの野木亜希子作品。物語の大事な部分はしっかり描かれていました。(不適切な関係性の中で芽生える友情…というか、ブロマンスというか…)
聡実君役の齋藤潤さんはとても等身大の中学生でよかったです。ラストのあの曲の歌いあげはあの時、あの年代の子じゃなきゃ撮れませんね。
そして、あの歌の掘り下げよwww