このレビューはネタバレを含みます
モキュメンタリー的な作りの映画だけど、本当に演者の子供達が大人になっていく感じがして胸が締め付けられました。
演者の子供達は決して恵まれていると言える環境ではなくて、我々第三者から見たら「そこで逞しく生きてる」で美談になるけど、あの子達からすると世界の全てなんですよね。
役名忘れちゃったけどヒロインの子が映画スタッフ(確か音声さん?)に恋しちゃって、告白するんだけど、音声さんは大人だからキチンと振るんですよね。そこが日本の男の人と違うなぁ…と。
日本の男性は10代と付き合ってる事を臆面もなくドヤったりしますからね…気持ち悪っ。
話がそれました。
まあ、ヒロインの子視点でいえば、都会の大人として写るでしょうから恋心を抱くのも無理ないかな、とは思いました。そしてちゃんと振られて、ちゃんと自分の失恋と向き合ってまた日常(だけどちょっとだけ視界が違う)に戻っていく姿がとてもリアルでした。
主人公の男の子の才能豊かな感じと成長も実感できて観てよかったなぁと思えた一作です。