ALVERTO

オッペンハイマーのALVERTOのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ノーランの新作ということで海外で予告が出た時から本当に楽しみにしてた。
(1番初めの予告は例の足音もしくは列車の走る音のようなBGMで10秒くらいしかなかったと記憶してる)

ただ、アメリカ公開時には日本では公開されずいつまで経っても公開されない。アメリカではもうデジタル配信されてるのに日本ではうんともすんとも言わないので諦めてアメリカの円盤買うかあと思ったところまさかの日本公開決定‼️

ということで、トップガンマーヴェリック以来久々IMAXで鑑賞。
感想としてはすっっっごい面白かった。
面白いとはinterestingの方であり、決して笑いの方ではない。研究の描写や後半の怒涛の展開はしびれた。

この映画個人的にこれまで観た映画の中でトップクラスにぶっ刺さったのは、原爆開発から成功、そしてその後の描写である。原爆の開発が成功し実際に投下されるわけだが、本来オッペンハイマー側の視点であれば実験が成功し喜ぶべきことなのだが、日本人である自分は本当に複雑な感情になった。日本人であるが故に原爆投下後のことも知っているわけで、あの実験成功で喜ぶ科学者たちを見て国民感情が揺さぶられた気がする(初めてかもしれない)。もうこの辺りから感情が悲しいような悔しいようなぐっちゃぐちゃになって泣いてました。

というようにTENETで度肝を抜かされてかなりハードルが上がってたところでのこれだったので本当に満足でした。(原爆の投下後の描写が少ない云々は私の語るべきところではないし、外国映画でこの激重テーマを扱ってくれただけでも進歩なのでは)


ps.噂によると次回はゾンビ映画制作も興味あるらしい(ノーランはCG嫌いだからほんとに死者を復活させるかも的なジョークがある)ので、また数年後の新作を楽しみにしてます
ALVERTO

ALVERTO