熟睡

四畳半タイムマシンブルースの熟睡のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

TVアニメ『四畳半神話体系』は12年前にリアルタイムで視聴済み。個人的歴代No. 1TVアニメ。湯浅政明監督に注目するきっかけにもなった。
『サマータイムマシン・ブルース』もずいぶん前に見たけど、細部は忘れてしまっていた。

四畳半おなじみの面々が、当時のまま、また当時とちょっと違う一面も見せながら集って仲良くしている様子を単純に楽しんだ。『四畳半神話体系』のBlu-rayをちょくちょく見返しているので、懐かしさはさほど感じられなくてちょっと残念(笑
作画や音楽の雰囲気は、当時のものがかなり再現されていると思った。湯浅監督だったら、もうちょっとオシャレなアニメで見せてくれたかなとか、ほんのちょっと思うシーンもありつつ…。

重要なアイテムがタイムマシンなので、自分も当時から12年後にタイムスリップしたような気持ちに。スクリーンで四畳半を見られる未来がくるなんて思っていなかった。

単純に、キャラクターや随所に見られる『四畳半神話体系』の小ネタ、時間を行ったり来たりのパズルがストーリー内ではまっていく面白さもあったけど、田村くんが去り際に残した25年後のヒントを聞いたら、なんか涙が…。それに続く最後の"私"のお馴染みの語りにも涙。『四畳半神話体系』最終回の、その先の未来が感じられて、感動した。
自分があれから12年の間に会った人たちも、すべて一冊の本に書かれていたのかななんて思ったり。
今回は堂々の明石さんエンドでしたね!満足です!
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