やたらと美少女ばかり目立つ最近のアニメ映画にしては珍しく硬派な作品。
原作は全く知らないので原作主義者からはどうなのかはわかりませんが、私は凄い楽しめました。Dolby Atmos映画館で、見ました。
日本の実写映画あるあるで、ただ若い青春、友情を描きたいだけで、JAZZや音楽が添え物として扱われてるんじゃないかと心配しましたが、ちゃんと音楽、JAZZが主題になってるのが良かったです。
映像も、まあ3DCG部分もうちょっとどうにかならんかったのか？とは思いましたが、アニメだからこその表現などふんだんに盛り込まれて素晴らしかったです。
それだけに、ラストの直前展開、イラネーって思いましたね。まさか、って思ったら…韓流ドラマかよ、とちょっと白けました。
数ヶ月前にミートたけしという方のYou Tubeで、何故JAZZが流行らないかの動画見たのですが、うーん、Jazzでの東京ドームが、200数名入るジャズクラブってのは、本当に客が集まらないんですね。
ロックそのものが演歌化してると囁かれてる中、メタル、プログレよりも過疎化、高齢化してるんじゃないかと思ってしまいました。
主人公のツエェェっぷりが半端ない、本当の主人公、沢辺くんじゃん。その考え方、生き方、若い子には刺さるというか、何が悪いの？って感じですよね。スマートに生きる、正しいと思いますね。
whiplashでしたっけ、ドラマーの主人公をハゲ講師がダボーテンポってしごく話。あれも、狂ってて、好きなんですけど、こちらもまさに赤を通り過ぎて青い炎が迸る映画です。サントラ、欲しくなりましたよ。
