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やがて海へと届くのfishmuttonのネタバレレビュー・内容・結末

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと長いけど、私は好きな感じだった。

正反対の女の(共依存的)友情話だと思ったら、3.11のレクイエム的作品だった。

3月のあの日から、親友・すみれが海へ行ったまま帰ってこない。すみれの恋人だった遠野もすみれの母も彼女の死を受け入れているが、主人公・真奈の心は未だ置いてけぼりだ。・・・というドラマ。

なんて言ったら良いかわからない。
二人の絶妙な関係がなんだか切なかった。
冒頭の水彩画っぽいアニメーションが綺麗。後半のは壮大。
同僚が何故車出ししてくれたのかが、私には謎だった。心配してくれてる人でも、私は友人でもない同僚と泊まりの旅行したくねぇな。友人ではあったのか?

喪失から一歩前へ進む話が私は好きなので、良かったのかも知れない。
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