ほーく

BELUSHI ベルーシのほーくのレビュー・感想・評価

BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)
4.9
ナイト・オブ・ザ・リビングデッドを観ろってばよ

【天涯孤独】
シネマ・クレールで観たのが、2022年7月1日。
今日は、2022年7月16日。

実に、2週間以上放置していた。
書く気が起きなかった。いや、書けなかったのだ。

私が心から愛する映画『ブルース・ブラザース』のジェイクを演じた孤高の天才ジョン・ベルーシ。
彼は33歳という若さで、この世を去った。
薬物乱用による、オーヴァードーズで。

私は、かの有名なコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』での彼の活躍をほとんど知らない。
この映画は、ジョン・ベルーシの原点からその消滅までを、彼を身近に感じた人々へのインタビューを軸に描いた作品だ。

以前にも、触れたことがあるかも知れないが、私は落語も大好きだ。
好きな噺家さんのひとりに、2代目桂枝雀師匠がいる。

いや、いた。
彼も、もうこの世にいない。
彼は、自死を選んだ。

ここで、枝雀師匠に言及するのには訳がある。

師匠も、また孤高の天才だった。

エキセントリックな芸風。
緻密な笑いに対する理論と実践。
己の才能と周囲からの絶大な評価。

そして、突然の別れ。

私の中で、師匠とジョンは非常に似通っている。

ああ、これを書いていて、涙が止まらない。
ああ、どうして逝ってしまったんだ・・・
ほーく

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