二宮和也×Mrs.Green Apple
どちらも大好きな方々。内容云々というよりは推し活的に挑んだが、推しを差し引いたとしても、実話として伝承するべく生まれた意義ある映画だと思った。
日本の戦争映画というと広島・長崎が多く取り上げられているように感じるけど、日本国外で捕虜として捕らわれた人たちがいたこと、その方々がどんな扱いを受けていたか、はじめて知った。
無慈悲な暴力や裏切り、なんでそうなってしまうのだろう？戦争は嫌だと改めて思う。今なおこれが現実的に起きているのだと背筋が凍る。
でもそんな辛い状況下でも主人公、山本さんの諦めない気持ちを持ち続ける事には心打たれた。収容所の中でも希望を見出すというところで「夜と霧」を思い出す。
こういう事実があったことを知ってずっと覚えておこうと思う。
脚本や役者陣は申し分なかったけど、満州のセットのチープさは浮いて見えちゃったのは残念。後、役者勢の歯の白さも戦時中でも？ってなくらい目立って見えてしまった。ケチはつけたくないけど、勿体無いなと思った点でした。
