カンパッチー

ブラック・フォンのカンパッチーのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.8
ホラーというよりストレンジャーシングス系な少年少女のジュブナイル系でしたね。最後ほろりと泣いてしまったので怖さを求めるとコレじゃないですが、友情・努力・勝利と少年ジャンプ的主人公の成長物語としてみるなら良作どころか名作。

誘拐犯がイーサン・ホークであのイケメン顔を隠し続けているというのも良いです、隠してもイケメンですけどね、最後まで謎が多いけどイーサン・ホークの演技で不気味な雰囲気と演技で終始なぜこんなことを?とか少年たちにどんな酷いことをしたのだろうとか恐ろしい人間像が浮かび上がってくるので彼で良かったです。

しかし、この映画は妹ちゃんがとにかく肝っ玉も強く、主人公をいじめる3人組にも果敢に立ち向かったりと素敵!予知夢が見れるので、その予知夢で主人公フィンを助けるために頑張るのも良いです。お父さんも良かったね、最後は。

主人公の友達は言わずもがな良かったのですが、1番良いのは被害者のブルース・ヤマダ、ごめんよ、最初嫌な奴かと思ってたけど、「えぐい球だな、しびれたぜ」こいつ好き!ってなったから本当に悲しい、ブルース・ヤマダをみんなが忘れても私だけはずっと好きよ、ラストもえぐい球だな!なのも好き!良い奴だった…きっと!

ストレンジャーシングスやスタンド・バイ・ミー、グーニーズなどが好きな人なら無条件にオススメですが、ブラムハウスだしとホラーを期待したらほぼ無血なので‪✕‬です。イーサン・ホークの顔に期待してもダメですよ、出ません!!