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ボイリング・ポイント/沸騰のShokoのレビュー・感想・評価

3.6
〖ボイリング・ポイント/沸騰〗(映画/イギリス/2021)



『一年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気高級レストラン。その日、オーナーシェフのアンディ(スティーヴン・グレアム)は妻子と別居し疲れきっていた。運悪く衛生管理検査があり評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われるアンディ。気を取り直して開店するが、予約過多でスタッフたちは一触即発状態。そんな中、アンディのライバルシェフ・アリステア(ジェイソン・フレミング)が有名なグルメ評論家サラ(ルルド・フェイバース)を連れてサプライズ来店する。さらに、脅迫まがいの取引を持ちかけてきて…。もはや心身の限界点を超えつつあるアンディは、この波乱に満ちた一日を切り抜けられるのか……』

U-NEXTのポイント消化に前々から観ようと思ってたこちら。映画館で観ようと思ってタイミング逃してようやく。
90分ワンカットっていうのが売りだと思う。

昨日の夜から今日は家に帰ったらこれ観るぞって思ってたんだけど、なんか今日の私めっちゃ機嫌悪くてずっといらいらしてたから、この映画もみんないらいらしてそうだし同調しすぎて疲れて倒れるかも…と思ったけどそれは大丈夫だった。私のいらいらなんかの比じゃなくてこっちはずっとはらはらだったよ。
これは飲食店勤務経験者か接客業経験者ははらはらしすぎて疲弊しない?私はした。
頼む、みんなお客さんの前ではちゃんとして!勝手に抜けるな、雑談するな、女の尻をさわるな、ナンパをするな…あと従業員同士で喧嘩もやめろ…勝手にサービスするな、ハウスルールは守れ…ウウーー!!発狂!!
多分日本の接客だけがそういうの機にするんだろうな、海外はそこまで細かいことなさそう。
でもそんなはらはらも込みでかなり楽しめた。
ラストもっと大爆発してみんながキーーーーってなるかなと思ったけど(十分なってたけど)大丈夫だったけど、あの状況でシェフがぶっ倒れるのはある意味いちばん最悪のラストなのでめちゃくちゃ良かった。
話に入り込んでワンカットなこと忘れてたけど、ワンカットだもんねえ、すごいよね。
これはまだいろんな人に視点が当たるからずっとカメラの前にでずっぱりとかではないけど、でも集中力続くのがすごいよ。NG出せないのすごいプレッシャーになりそう。
主演の疲弊したシェフがとてもよかった。男の人は死にかけの時に性的な魅力が爆発するらしいので(種を残す本能的な)よれよれの男が性的なのは非常にわかるし、半殺しにされた男とかめちゃくちゃえろいかも…じゃあ今の時点で性的な男の人を半殺しにしたらどうなるんだろう、気になるね。
あとごはんが普通においしそうで、久しぶりにこういう感じのレストランとか行きたいなって思った。
私はアレルギーないので大丈夫です。好き嫌いもないです。強いて苦手な物あげるなら砂肝とカールのチーズ味、以上。


(18/おうち映画12)
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