つなさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

つな

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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

しゃべれない女性が夫じゃない男性を理屈じゃなく求めるという、こんな愛もあるんだなぁと思った。
海とピアノという意外な取り合わせが美しかった。

幽幻道士(キョンシーズ)(1985年製作の映画)

3.0

これ、小学生のときなぜか先生が教室で見せてくれまして。
今思えばゾンビ映画なんですが、テンテンや仲間たちがかわいくてキョンシーもおかしかったです。その後、両手を前に出してピョンピョンするのが教室で流行
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.0

高校生のころって、属する階級?が違うともうひとこともしゃべらずに一年が終わることもあって、こんなふうに異なる個性の5人が集まって心のうちをさらけ出すなんてなかなかない。
このマジックはこの空間だけのも
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.2

主人公はごく普通というかむしろ目立たない少女なんだけど、何か夢中になれるものを見つけたとたん、どんどん変わっていくし強くなっていくんですよね。
なんとなく親の言うことをきいていたけど、大人になるには超
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

クイーンのことはあまり知らなかったのですが、これもクイーンだったのか、と思うほど多くの曲を知っていました。
物語パートは単純に作られていますが、それぞれの人物の心の動きが自然でした。メアリーの友情には
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.2

子供のころ起こった事件が大人になっても暗く影を落とし、ついには形を変えてまた悲劇を起こす。なんでこんな…と思わず絶句してしまう、とても辛く悲しい映画だった。
十字架や川などのショットが印象的。
この物
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

3.8

男同士のラブコメ。
軽くてテンポ良くて楽しかったです。
ユアンがめちゃくちゃ乙女でかわいくて参った…!途中ジム・キャリーに怒りをぶつけるところとかほんとうにかわいくて、トレスポのレントンと同じひと?っ
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.2

ソーとロキの共闘が見れたというだけで大興奮でした!
ソー1作目、アベ1、とどんどん意固地になって悪事をやりすぎて後戻りできなくなってたロキを救ってくれてありがとうーという気持ちになって、そこからのラス
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

3.0

光に透ける金髪の少女たちがきれいで危うくて、10代の不安定で儚い感じがよく出ていた。
少年側からの視点だから、よりミステリアスだったのかも。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

不器用でぎこちなくて周囲になじめない、そんな主人公ふたりを見つめる視点が優しかった。
全体に死の気配が濃厚で。原発事故のことも台詞に出てくるし、生きて行くのがしんどいっていうのがすごく伝わってくる。
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レオン(1994年製作の映画)

3.0

ゲイリー・オールドマンのキレ演技が最高でしたね。かっこいいけどコワイっていう。
殺し屋の部屋や生活を描いていて、植木鉢の世話をしたりする様子に不思議なおかしみがあるところは良かったけど、どうしてもヒロ
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.0

昔スターウォーズ好きな親と一緒に観たなぁというぐらいで、シリーズにそんなに思い入れがないせいか、楽しく観られました。
昔のキャラが出てくるとやはりアガるし、新しいキャラクターもみんな好き。レイは生き生
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.5

ヘドウィグの生き方が壮絶で悲しくて、最初から最後まで胸がぐーっと詰まる感じがしたのを覚えています。
自分って何だろう、愛って何だろうっていう問いに全力でぶつかっていく姿が熱くて切なかった。

マリー・アントワネットの首飾り(2001年製作の映画)

3.0

おぼろげな記憶ですが、期待せずに観に行ったら予想より面白かったような。
「ベルサイユのばら」にも出てくるジャンヌの物語なので、宝塚やフランス革命史が好きな人には楽しめると思います。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

悩み苦しむ繊細なヒーロー造形と迫力あるアクションで、文句なくおもしろかった記憶があります。
叔父の死に対する負い目、使命を果たそうとする責任感、彼女と親友への思いなど、まだ少年ぽさの残るトビーには重す
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.0

グレタ・ガーウィグは空回りするイタい女子を演じるのがうまいなぁ。こういう人いるし、なんならこれわたしかもしれない、と思わせる。
やはり走るショットが印象的。
いろいろあがいて、そこから一歩踏み出すとこ
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.5

ヴァンパイアもののキモは「無限の時を生きて行くからこその孤独と哀しみ」だと思っていて、それが美しく表現されていたので満足です。
ブラピはヴァンパイアコスがまったく似合っていないけどそれが逆に人間ぽさに
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

原作が知的な興奮をもたらしてくれて面白いのですが、映画も素晴らしかったです!
とくにエイリアンとの会話は、文字の形のアイデアにワクワクしたし、手探りで言語を探していくところは相手が人間でもエイリアンで
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.0

香港で大ヒットした芝居の映画化だそう。
30歳になる女性の、結婚や仕事やこれからの生き方などを等身大に描き、見始めてすぐ引き込まれました。
第4の壁を越えてこちらにがんがん語りかけてくる手法が面白かっ
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

人間の暗部を冷たく暗く描き出し、凄まじかったです。
仕事で成功し都会で洗練された生活をしているけど夜は眠れない主人公の現実世界と、暗く荒れ果てた土地で起こる暴力を描いた小説内の世界が平行して語られる。
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.0

前作しか見てないのでいきさつがわからないながらも、彼女が身を引くのがあっさりすぎてびっくり。ちょっと都合良すぎなんじゃ…?
戦車VS車のシーンで爆笑しました。

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

3.2

このシリーズ見たことなくてこれが初見ですが、なかなか楽しみました。
ギャングの金を金庫ごと引っ張るシーンに爆笑。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

この作品の面白いところはトムとサマーそれぞれの視点によって180度ものごとが変わって見えるところですね。そのズレに、見てて居心地悪くなったり、自分の過去を思い出したりして恥ずかしくなったりさせられる。>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

すごく良かったです。
見捨てられた土地、ネイティブアメリカン保留地で起こる残酷で痛ましい事件に、今年観た映画の中でいちばん心をえぐられました。
ジェレミー・レナーがいい表情するんですよね…。
声なき少
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.5

カネをけちり、能力のない人に仕事をさせた結果の高層ビル火災。完全な人災なんですよね。
ここでこうしていれば、という分岐点が何度もあるのに社長のプライドで避難させず結局大惨事になる恐ろしさがありありと迫
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.5

昔観たきりだけど、少女のころの、ここじゃないどこかへ行きたいとか、違う自分になりたいという焦燥を描いていて印象深いです。
ピアニストの少女に憧れ一緒に遠くへ行く夢を見るが、夢は夢。今ここにいる私を受け
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

「僕に何ができて何ができないか決めつけるな」
このヴィンセントの台詞がすべてを物語っている。
近未来SFっぽい冷たい世界で、イーサン・ホークとジュード・ロウのヒューマンドラマが熱く展開する対比がみごと
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

1970年代のカリフォルニア。ゲイのカップルが育児放棄されたダウン症の子供を引き取ろうとする話。
同性愛の人々への偏見や、社会や法律のしくみからこぼれ落ちる子供たちについての描写は、観る者に強く訴えて
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.0

レンガの道に車が停めてあるだけのシーンや書類が小さなエレベーターに乗って移動するシーン等、あらゆる画が美しくスタイリッシュだった。
ストーリーはそんなにだったけど、雰囲気や英国俳優の競演を楽しんだ。

インセプション(2010年製作の映画)

5.0

驚愕のアイデアとプロットそして映像。
1度観たときより、2度3度と重ねれば重ねるほど理解が深まっていくタイプの物語です。この世界観よく作り上げたなぁ。
他人の夢を操作する仕事の主人公にもまた彼自身の見
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.8

コメディとドラマとロマンスの配分が良くて、ヒーロー映画あんまりな人でも見やすいのではないでしょうか。
神様が人間界に来てとまどうところは面白いし、不遜で傲慢だったソーがだんだん成長していくところや、ロ
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アメリ(2001年製作の映画)

2.5

自分が良い行いをして結果として誰かが幸せになれれば素晴らしいことだけど、こっそり人の生活に手を加え誰かを幸せにしようなんてひとりよがりな自己満足なのでは、と思ってしまい、好きになれなかった。

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

たいへんな犯罪を犯しているのに現実感に乏しくどこかフワフワしていて、そこが、主人公の手は犯罪を行っているけど心はいまここにいない感じ、がよく出ていた。
浮気をしても金をいくら横領しても満たされない彼女
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

この圧倒的な倫理観の欠如、すべてが不謹慎極まりなく、出てくる人みんなゲス、という突き抜けた映画に快感を覚える人間である、と告白しますw
よくある成功と転落の物語だけど、語り口はポップでスピーディ、ペン
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

つい主人公の男の子と一緒に心配したり不安になったりして、ハラハラドキドキしてしまった。
周りの大人が誰ひとり彼のことを考えてやらないの本気で腹が立ったし、子供にとって厳しい社会って悲しいですね。それで
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.5

主人公が3人変わっていく構成で、ストーリーが予測不可能な方向へどんどん転がっていき、始まるときには思ってもみなかった景色を終わりには見せられる。
優しいけどダメな男の悲しい生き様が最初にあって、その男
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