軽く楽しめるけど、なかなかどうして伏線の張り方、回収の仕方などきちんと作ってあって、観た後の満足感すごかった。隅々まで考えられた画面と音楽の完全一致にもしびれた!
そして、犯罪など何もなさそうな田舎、>>続きを読む
疑心暗鬼にぐるぐる巻きにされた夫と、ミステリアスな妻の話だったと思うけど、よく分からなかった。
妖しい夢の中のような映像と美しいニコール・キッドマンを観る映画。
淡々と、登場人物の名前すらわからないまま話がすすむのだけど、考えてみたら戦場で自己紹介なんてしないか。名前も過去もわからないまま、大きな渦に巻き込まれていく。ヒーローなんていないし、いまわのきわの言葉>>続きを読む
アメリカ文学のビートジェネレーションという潮流を作った若者たちの物語。ドラマ性も薄くサスペンスとしてもちょっと弱いのだけど、まだ何者にもなっていない青年たちのあがきと堕落と放蕩は、自分とかけ離れたもの>>続きを読む
わたしは完全にキャップ贔屓でバッキー大好き人間なので、ふたりで過去の話をするところに泣けたし、ふたりの過去とこれからを思うとどんだけ苦しめばいいんだ…って辛くなってしまった。
かといって、トニーの考え>>続きを読む
昔小学6年生か中学に上がったばかりのころに初めて観たけど、その時から今までずっと最高!
すべてがパズルのようにぴたりとはまっていて最初から最後まで無駄なシーンがひとつもないの、今見直してもすごいよなぁ>>続きを読む
導入部がもたもたしていたのが惜しいけど、インドに着いてからはテンポよく進み始めた。
老人たちひとりひとりにストーリーがあり、中でも幼いころに愛し合った男を探すグレアムのパートは良かったですね。
オーストラリアの全寮制の女学校の少女たちが、ハンギングロックという岩山で神隠しに遭ったという実際の事件をもとに作られたそう。
白いワンピース、12時で止まる時計、ざわめく鳥たち、太古からそびえる岩…。>>続きを読む
題材が題材なだけに、笑っていいのか…でもおかしい、というブラックコメディ。不快になりそうなギリギリのラインをうまくついてきていて、きわどいが面白い。
昔はユダヤ人だったのが今は移民問題になり、人々の不>>続きを読む
南極の観測基地でのおじさんたちの生活を描いただけなんだけど良かった。
食事のシーンがおいしそうで、観たあとはエビフライやラーメンが食べたくなったり、家族に電話したくなったな。
そういう、物理的に「何か>>続きを読む
宇宙空間での時間の流れ方や5次元の世界の映像が、こんな表現の仕方があるのね、と驚いた。映画館で観たらもっと素敵だっただろうな。
ストーリーは壮大に広げたけど最終的にはミニマムなところに落ち着くし、最初>>続きを読む
あぶないひとにありがちな間違った正義感の暴走に震撼した。
孤独と寂しさから怒りと狂気になっていくデニーロの演技はほんと怖くてみごと。
鏡の前の「You talkin' to me?」は名シーンですね。>>続きを読む
あるグループが頂点に駆け上がり栄光を手にし、その後の不和と解散…このテーマだけでも、個人的な思いもあって、心揺さぶられた。
ラスト15分が圧巻だった。これから『君の瞳に恋してる』を聴いたら確実に涙が出>>続きを読む
何でも手に入れられるトニーさんなのに、ホームセンターでお買い物して手作りの武器を作るところは、原点に戻った感があったなぁ。
ハーレー少年との出会いもほんわかして良かった。
シリーズ3作目だけど、飽きず>>続きを読む
ふたりの女が男の抑圧から逃れ解放されていく、反抗と逃亡の映画。
ルイーズがテルマを助けたシーンやトラック男に言うセリフは、同じ女性として胸がスカッとしたなぁ。
冒頭とラストでは別人のようなふたりが、め>>続きを読む
音楽学校のピアノの試験中に審査員のピアニストの取った行動が、ひとりの少女の人生を決定してしまう。その後、そのピアニストの家族にひたひたと忍び寄る悪意。
ちょっと逆恨みでは…と感じたし、復讐も都合よく展>>続きを読む
タイムリープものの中では最高傑作なのでは!
やり直すたびに悪くなる、もしくは何度やり直してもどこかがうまくいかない、というのはこのテーマの常套だけど、ストーリーがとてもよく練り上げられているため、主人>>続きを読む
戦後の貧しいイタリア、仕事を探す父とその幼い息子がやっと職を見つけ、大事な自転車で仕事をするのだが…。
戦争や貧しさは個人ではどうすることもできず、その場その場を切り抜けていくしかないとわかっていても>>続きを読む
あの追いつめられる心理描写やマゾヒスティックでさえある恍惚感、ラスト10分の異常な興奮状態、どれもクレイジーで素晴らしかったです。
でも見終わった後しばらくメンタルにくるというか…正直もう勘弁してくれ>>続きを読む
ガル・ガドット、強くて信念があって美しくて、女性ヒーローものとして最高。
台詞も、特にスティーブの言葉で忘れ難いものがいくつもありますね。
ローマの休日オマージュもあり、カルチャーギャップ映画としても>>続きを読む
母親との確執がリアルで、お互いにイライラしたり、口もききたくないって思ったり。そして離れてみてはじめて冷静になれたり。
男の子についても、自分に合う人を好きになるとは限らないんだよね。でもいろんな経験>>続きを読む
話は単純だけど、俳優の個性とたたずまいに魅せられる映画。
デンゼル・ワシントンの鬼のような凄みにはしびれるし、イーサン・ホークの情けなさとイ・ビョンホンの心許した者にしか見せない表情、クリス・プラット>>続きを読む
冒頭のカーチェイスのかっこよさ!
街を歩くシーンの長回しがまた、音楽とぴったり合った振り付けでミュージカルさながら。ここだけでも10回ぐらいリピートしたくなりますね。
まじめで優しい結末も好みでした。
ある悲劇を抱えた家族の物語。
みんな弱くてみんなバラバラで、でも結婚式はそういう者を一堂に会させる。日頃の気持ちを露呈してしまうけどその集まりは短く、また別々の日常を生きていく。
手持ちカメラでの撮影>>続きを読む
往年の西部劇は見たことないのだけど、これはそういう勧善懲悪で割り切れる世界の終焉を表してるかのようだった。
何が善で何が悪かもグレーな世界で、再び銃を持ち、自らの信念に従って復讐する男の物語。
キアヌはかっこいいし、銃の使い心地を確認したりリロードする動作がいちいちていねいで良いし、ローマでの撃ち合いも短銃→長銃に持ち替えながら、とか萌えるところばかり。
えっ、わざわざ取り返した車をそんなふ>>続きを読む
夫婦という他人。このわからなさを描いていて巧い。
どんどん予想もしない方向に転がっていって、中盤でばーんと恐怖に突き落とされます。
イヤな話なのにどこか笑えるというか、ホラーな展開の中に笑える要素があ>>続きを読む
91年だったかな、公開当時に観ました。
都会の少年が家族とプロヴァンスの田舎で過ごす夏休みを描いています。
荒々しい自然、新しい友達、家族の優しさ、そして今まで万能だと思っていた父親がふつうの人間だっ>>続きを読む
LGBT組合が炭鉱労働者組合と助け合い、権利のために戦う物語ですが、くすっと笑えたり胸が熱くなるシーンがたくさんあり、全体のトーンは明るく希望がありました。
戦うこと、勇気をもつことに憶病にならずにい>>続きを読む
アルコール依存症による記憶欠落や、車窓から見える他人の家の様子、といった題材はミステリアスで良かったのですが、ちょっと前半がまどろっこしかったです。
後半の畳みかけてくるような真実の暴露や、3人の女優>>続きを読む
楽しかった!観てる間中、ニコニコが止まらなかった。
ピーターの明るさや軽やかさが魅力の映画なんだけど、でも深刻な問題をあきらめずへこたれないところにぐっときましたね。
失うものがあるのはわかってる、で>>続きを読む
15歳にして雑誌記者になった少年が、ロック、ドラッグ、パーティー、そして大人のイヤな面も目の当たりにして成長していく。
大人になるには苦い経験を通過しないといけないんだけど、それでも純粋な瞳を失わない>>続きを読む
いやー、凄まじかった。家族も宗教も信じないひとりの男がただ石油を掘る、という映画。
「どうしてそうなった」は語られず、ただその排他的で暴力的な生き様が描かれていく。その生き方が極まったラスト、観客が呆>>続きを読む
映像はファンタジックで素敵だったのだけど、息子のほうが父親を理解してあげなきゃいけないっていう話が根本的に私には合わなかった
さまざまな民族、宗教、言語が混在するマレーシアで、高校生たちがいろんな葛藤を抱え、つらい経験をし恋を知っていく。
そのすべてに優しいまなざしを注いでいて、すべての人生を肯定する感じ、素晴らしかったです>>続きを読む
音楽の持つちからの素晴らしさを存分に味わった。
特に、ふたりでイヤホンで同じ音楽を聴きながら街を歩くシーン、音楽の魔法で人も街も輝いて見える。
そして、ふたりで一緒に歩いて踊るけど恋じゃない、そのバラ>>続きを読む