cuummaさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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旅するダンボール(2018年製作の映画)

4.0

たかが段ボール、されど段ボール

段ボールに愛着を持つ島津サンに、最初面食らいましたが、その愛を創造に変えていく彼のエネルギーに感動しました。

島津サンは純粋な方だけに、大手企業が便乗したように名乗
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

4.0

ブックセラーズ、愛好家…本にまつわる熱い想いを持つ人々。

本は恋人です⁈
恋愛と同じ、当事者だけが知る良さ。他人には分からないその想い。
チープな本しか買わない私ですが、その熱い想い…分かる、分かる
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世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

4.0

ドイツの出版社:シュタイデル

このドキュメンタリーを観るまで知りませんでしたが、著名なアーティストや作家に好まれ、ハイクオリティな書籍を作る。

デジタル社会のなかで紙に拘る。
紙質はもちろん、紙の
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.2

ハワード・アッシュマン監督ということで観ましたが、ブラックコメディ。

謎の植物が、気持ち悪い…デス。

愛しのロクサーヌ(1987年製作の映画)

4.0

現代版シラノ・ド・ベルジュラック。

名文句通り、鼻が止まり木になるところは、名(迷)場面。マーティンのユーモア溢れるコメディ。好きだな。

シラノ(2021年製作の映画)

3.6

ジョー・ライト監督によるシラノ・ド・ベルジュラック。

ストーリーはあまりに有名です。周りからシラノが鼻をいじられるところが好きなのですが、今作はちょっと違います。

強弱なくて、ちょっと物足りなかっ
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.8

ムササビが冷静に見る現代の男女関係。
どうでもいい会話と関係性だけで、95分も飽きずに観れました。

川端の片腕という作品があることを知ったのが、なによりも収穫。

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.8

日本と韓国の二つの家族が巡り合い、助け合い、打ち解けていく。

お互い言葉が通じないのも関係なく、ただ感情だけで体当たり。絆って、言葉じゃないんですよね。

「愛とビールがあればこの国では生きていける
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.4

「しあわせのパン」の三島有紀子監督。
女性らしい柔らかでゆったりとした雰囲気が魅力。

祖母から譲り受けた仕立屋で働くいちこ、世界に一着の服を、大事に繕い続ける姿には共感しました。

エルモと毛布の大冒険(1999年製作の映画)

3.8

エルモかわいい。
セサミストリートの仲間たち、みんな仲良し。

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

少女:アディとおじさん:モーゼのロードムービー。

金庫箱を常に携帯して残高を知っている9歳のオマセなアディは、詐欺師のモーゼをたくみに操っているところが面白い。クスッと笑える。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

子供の素直な発言と言動、大人には返答にグッと詰まります。そんなジェニーとジェシーの関係が観ていて心地いい。

モノクロームの世界観が美しい。

按摩と女(1938年製作の映画)

4.2

按摩(マッサージ指圧師)の徳さんが温泉宿で出会った東京の女。

情感豊かに男女の淡い関係が描かれていますが、ユーモアのセンスも抜群。クスッと笑えるところが多々あります。

とても素敵な映画です。

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有りがたうさん(1936年製作の映画)

4.2

「ありがとうー」なんといい言葉。
田舎の山間を抜ける乗合バスの運転手が、道をあけてくれた人々に向かって言う。

バスのなかの乗客の会話、車窓からの風景から、戦前のゆったりとした古き日本が感じられる。忙
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

タイトル通り、ストーリーが想像できる映画。小松菜奈と坂口健太郎の演技、泣けます。

そっと寄り添うリリー・フランキーが限りなく良き。年齢的にも、私はこちらサイド。

画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密(2012年製作の映画)

3.4

印象派の女流画家:ベルト・モリゾ。マネのモデルもしていました。
マネの描くモリゾは凛としていて好きです。

これは映画というよりドラマでした。

秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.6

家族の在り方を問うマイク・リー監督。

崩壊しつつある家族が、真実を明かすことで再生する物語。できすぎてる感じがありますが…。
個人的には、秘密と嘘は必要だと思ってます。

ヌレエフ -世界を変えたバレエ界の異端児-(2018年製作の映画)

4.8

ロシア伝説のバレエダンサー:ルドルフ・ヌルエフのドキュメンタリー。

このドキュメンタリーで彼の踊りを初めて見ました。肉体の美しさと表現力を兼ね備えた天才ダンサーです。
冷戦時代に母と姉を残して亡命し
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ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪(2015年製作の映画)

3.6

現代アートを擁護してきたグッゲンハイム財団。その一族でありながら異端児と言われたペギーのドキュメンタリー。

人脈すごすぎる。現代アーティスト全てと関わっている。

ロバート・デ・ニーロが出てきてびっ
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劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

-

ディック・ブルーナのミッフィーは二次元の画風が有名ですが、こちらは3Dのアニメ。

ミニマムなフォルムと色彩が健在。幼児教育もしくは、英語入門に適した教材です。

モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険(2017年製作の映画)

3.8

「おさるのジョージ」の作者:ハンスとマーガレットの夫妻にまつわるドキュメンタリー。

愛嬌のあるジョージは、夫妻の逆境にも負けず創意工夫で生き抜いてきた姿を反映している。知られざる物語。

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

-

これは刺さりました。重たすぎます。

「若い女性を助けたかった」ヴェラ・ドレイクの気持ちは、優しすぎるからこそ苦しい。

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.6

一見すると、タイトル通り「幸福」のようなエンディングですが、意外と泥沼。
ヴァルダ監督らしいユーモアでしょうか?

フランスカラーが効いていて、画面はオシャレ。

イメージの本(2018年製作の映画)

-

ゴダールの頭のなか。

古今東西の映画、映像、絵画、写真etc…多様な素材が集められ、歪められ、コラージュされている。圧倒される。

セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

3.8

画家:セザンヌと文豪:ゾラは親友だということを知りました。

子供時代いじめられていたゾラをセザンヌが助けてから親交は始まる。
生前中から名声を得たゾラとは反対に、セザンヌは一向に評価されない。信頼と
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くじらびと(2021年製作の映画)

5.0

インドネシア:ラマレラ、先祖代々鯨狩りで生計を立てている海の民のドキュメンタリー。

敬虔なカトリック教徒で、教会と祈りは欠かさない。
海は恵みであると同時に命でもある。漁に出る時は必ず舟を清め、十字
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソン監督✖︎ウィルソン兄弟

初期のアンダーソン作品、初々しい。

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.8

親子を巡る温かなファンタジーかと思いきや、サスペンス調になりハラハラしました。

ラストはいいです。

ロダン カミーユと永遠のアトリエ(2017年製作の映画)

3.2

彫刻家の巨匠:オーギュスト・ロダンとその弟子:カミーユ・クローデルの物語。

この2人はよく映画になっていますが、この作品は2人の魂のぶつかり合いがなく、芸術家としての描き方も中途半端になっています。

赤い靴(1948年製作の映画)

4.0

バレエ映画の傑作です、リメイクされて色鮮やかになり、題名通り「赤い靴」が映えます。

ストーリーのなかにバレエ舞台が入れ子のように組み込まれており、いずれもアンデルセンの悲劇と上手くリンクされている。
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ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

4.0

スタンリー・トゥッチ監督✖︎ジェフリー・ラッシュ✖︎アーミー・ハマー

1900年代前半に活躍した芸術家ジャコメッティのドラマ。
実話ではないとは知りつつも、ジャコメッティを知れて嬉しい。偏屈、お天気
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